ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

小さい模型たち2「クレオパトラ・ネネヒシジ・なっちん」

冬休みに作った小さい模型たち2

先日の3点に続いて、お手つき状態で机の片隅に置いておいた模型を完成させました。

※塗装色は記録があるものだけで、ハイライト色など全部を記載していません

クレオパトラ

チョイプラシリーズから「クレオパトラ」です。正式名称は「クレオパトラ with オベリスクタワー」。形がとても特徴的で、メタリックカラーや偏光カラーが似合うキットです。パーツの一部に肉抜き穴などがありますが、正面からは見えないのでキットのまま組み立てて塗装しました。押しピン跡は埋めています。

失敗しやすいポイント

台座:足:膝:ボディーの接続は接着推奨でした。塗装する場合は仮合わせをして、正しい固定位置を把握しておく必要があります。今回は塗装後に接着して固定しました。

台座

台座はヒエログリフでデカールを自作。ヒエログリフの解読法はで調べました。クレオパトラ関連のヒエログリフを書きたかったのですが、手持ちの書体では上手く文字を太くできなかったため、Adobe Stockのシームレスデータを使ってデカールを作りました。なのでなんて書いてあるのか不明です。

台座は円錐台の形です。円錐台の側面を2Dに変えて描画する必要がありますが、数学の勉強をさぼっていたせいで計算の方法がわかりません。なので、実物を採寸して3DCADで描画し、ペパクラデザイナーで2DPDFに変換。イラストレーターでトレース⇒描画して作りました。結果が下の寸法です。この寸法でデカールを作って、灰色の部分に描画して円弧に切り取れば、側面を一周するデカールが切り出せます。

円弧に切り取るために、中心点も描画して印刷しておくとコンパスカッターで切り抜けます。
画像のものは試作品。色がシルバーですが最終的には金色にしました。

塗装

全体を真っ黒に塗装して、黒に残す部分をマスキングしてからパールゴールドで塗装しました。残りはシタデルカラーなどの水性塗料を使っています。

定番のクレオス9番ゴールド。もう少し赤みがある方が良かったのでパールゴールドに塗り直しています。

金色:ガイアカラー「EXブラック」⇒「パールゴールド」
ターコイズカラー:シタデルカラー「サウザンド・サンズ・ブルー」
赤い丸:シタデルカラー「メフィストン・レッド」
白:シタデルカラー「コラックス・ホワイト」

ネネヒシジ

不思議な形をしている羊のガレージキット。ビッグバンのインフレーションが連続するような形が宇宙をイメージさせます。蔵人さんが以前に販売していたもので、塗装済みのものが数点と、組み立てキット版が3点販売されたようです。

今回はデカールの試験体として作成。宇宙をイメージして、渦巻き型銀河のマークを耳に、星座のモチーフ(牡羊座)をおでこに貼り付けています。銀河と星座マークは、将来的になにかのデカール内に盛り込まれる予定です。

15パーツしか部品がないなので塗装はすぐ終わります。下地処理は根気でなんとかします。
コバルトグリーンは初めて使う色です。
緑に塗装中。下地に水色のサーフェーサー。
メカトロメイトとサイズの比較画像。

緑:ガイアノーツダグラムカラー「コバルトグリーン」※水色サフェーサー下地
白:VICカラー ホワイト

マークセッターとこの緑の塗料との相性が悪いのか、デカールを軟化させるときに微細な染みができました。最近このトラブルはなかったのですが、検証が必要です。

なっちん

最後は陸上自衛隊07式戦車 なっちんです。別記事で銘板の作り方と、迷彩塗装について紹介しています。

蓄光シールの切り出しサイズ

目(だと思いますが)のシールは付属の紙を切り出すのはやめて蓄光シールを切り出して作りました。

切り出しサイズ幅(mm)長さ(mm)
210
0.84
お尻15

蓄光シールを貼った模型の撮影については別記事に詳細があります。

薄い緑:ガイアカラー「ライトグリーン」
濃い緑:ガイアカラー「オリーブグリーン」

※迷彩塗装にはクラウド迷彩用マスキングシール3 Sを使用しています。