台を作ります
ガンプラだとアクリル板とかが定番ですが、昔からAFVではニスを塗った木材の上によく載せますね。ガンプラでも木が似合うと思うのですが、あまり見かけません。誰か載せるんだ。
1/20のスーツだと、5cmくらいで充分です。これは近所のホームセンターで300円以下で買ってきました。低い板よりも、高さがある方が他の人と並べたときに見栄えがすると思います。
2ミリのアルミ線で固定するので、足の裏に穴を空けるのと、
台座にも同じく穴をあけておきます。
木材はオイルステインや柿渋塗料などで染めるのが定番ですが、今回は時間がないのでラッカー塗料で塗ります。オイルステインが完全乾燥に一日前後かかるのに比べて、ラッカーは1時間もかかりません。水性ニス、油性ニスもあるのですが、テカテカになりすぎるのであまりおすすめできないです。好みですが。
使ったのはガイアノーツのクリアブラウン。昔はセットに入っていたものですが、今は単品販売されています。これが台座の塗装に便利というのでやってみました。クリア塗料なので吹き付け料で濃さが変わります。セオリー通りですが、角から塗っていきます。
木目に沿ってエアブラシを動かしてムラが目立たないように塗ります。側面は縦方向に動かして、上部は斜めに動かして塗りました。
上に路面のようなものを作りたいので、タミヤの情景テクスチャーペイント「路面 ダークグレイ」を塗ります。模型店に一緒に置いてあるとおもいますが、ヘラもあると塗りやすいです。2回に分けて塗ります。
はみ出したときようにマスキングテープを巻いて薄く塗るだけです。
こんな感じ。穴の位置を見失わないように、乾く前に爪楊枝で穴を開けなおしました。同シリーズで土のものがあるのですが、あれもカンタンでおすすめです。草の使い方は難しかったです。
フィギュアを塗るには細い筆
ちょっと高い筆ですが、目を塗るときにはウィンザー&ニュートンのシリーズ7 「No.000」がおすすめです。セーブル(いたち)の面相筆で、細いのに加えて狙ったところに色が置きやすいです。
模型店で実売1100円くらいですかね。これは新品の状態。毛が抜けてきたものもより細かいところを描くのに向いています。
とはいってもラプター、スネークアイはパイロットの目の部分はヘルメットで隠れるので塗らなくてもいいかもしれません。
フィギュアの顔塗装にはファレフォ(ボークス取り扱い)の70124 フェイス・スキントーンカラーを使いました。あらかじめ肌塗装に必要な色がセットされているものです。黄色人種と、ヨーロッパ系のいわゆるピンク+白の肌用の色が4本ずつ入っています。
フィギュアの肌を初めて塗装するという人には良い基準になります。肌色をいくつか調色して塗るのはなかなか大変なので、これで色の具合を覚えてから自分で混ぜるのにステップアップしたほうが近道かと思います。で、手前に転がってるのが、ファレフォのシンナーです。ボトルそのままでも塗れないことはないですが、重ねるのには向いていないのでシンナーを少し足して薄く重ねていきます。パステルの定着などにも使えます。
イタリア系の顔立ちなので、この4色を使います。一番右は唇の色。実際には三色ですね。それにガンダムリアルタッチマーカーのオレンジとピンク、ぼかしペンがあればそこそこ塗装できます。
メカと同じくマホガニーで塗りつぶしましたが、先に白目を塗ります。セットに入っている一番白っぽい色はほとんど白なのでこれを使います。アルティメットホワイトのように隠蔽力の高い真っ白で塗ると死んだ人みたいになるので、ちょっと肌味がかった色がおすすめです。
濃いピンクで目の輪郭などを塗りつぶしてから薄い色を塗り重ねていきます。ファレフォは乾燥する前に筆で触ると表面がべたついて荒れてしまうので、ちゃんと乾燥させながらやります。専用シンナーでちょっと薄めると色重ねが簡単です。で、写真を撮ってなくていきなり完成編に飛びます。フィギュアはまた、うまい人が解説すれば・・・AMのバックナンバーなどがおすすめです。
メッシュチューブのウェザリング
アルコール系のマーカーで色を付けたメッシュチューブですがそのままでは寂しいので車のブレーキラインのようにウェザリングしました。
使ったのは、タミヤのウェザリングマスターで青焼けと、錆び、ススです。ボディーのほうには少しオイルも使っています。結構干からびてしまったので誰か復活法を知ってたら教えてください。
スポンジは別の色で染まってしまっていたので、綿棒で塗っています。曲げの部分に青焼けを入れました。車のタコ足なども集合部や曲がったところが焼けるものです。あとは適当にサビをつけたり。
パステル材の使い方
クレオスのウェザリングパステルです。パステルセットの中に入っているチャコールブラックで、スス汚れなどに使われます。AFVなどによく使う材料ですが、昔からパステルが上手く使えないので最近はエアブラシで吹くことにしました。
0.5mmのハンドピースを使っています。希釈済みのつや消しクリアにタミヤの調色スティック2杯くらいの粉を直接入れてよく攪拌します。
木に吹きつけてみました。クリアブラックに似ていますが、粒感が強く、直接パステルを載せるのと違って定着しやすく(逆に言うと後戻りできないんですが)、ぼやかして使うのに適しています。
チャコールブラックは足回りを中心に吹きつけました。上半身に比べて粉っぽく汚れた塗装になっています。
おなじく、チークブラウンは錆色です。背中の排気カバー周辺はこれを吹きつけています。
ライトブラウンは砂みたいな色です。ボディー上側から吹きつけて砂埃を少しかぶったように見せました。
エアブラシで吹く方法は、パッと見何やったか分かんないくらいなんですが、パステルほど「パステル粉使いました!」というふうに主張しないので、気に入っています。粉の配分を変えると混ぜることもできるのでテストしてみてください。エアブラシは要洗浄です。パステルは不溶性です。
ペンでウェザリング
リアルタッチマーカーを使ったウェザリングが好きなんですが、茶色が濃すぎるのと紫と、薄いグリーンが欲しかったので似たペンを探しました。
デリーターから販売されているネオピコ3です。2はアルコール系中身が違う(溶ける)ので注意を。水性の3の方です。
コピックを使ったウェザリングもしていたのですが、塗装面を若干犯してしまうことがあったので、これに変えました。乾きが若干遅いですが、コピックと同じくソルベント111番でぼかしたり消したり出来ます。
水性ですが乾くと耐水性になります。この上からクリアコートとかはしたことがないので耐容性はわかりません。ガンプラにも応用できると思いますが、誰かテストを・・。
使い方はコピックやリアルタッチマーカーと同じです。これが素の状態。
好きな色を載せます。デカールの周りにグレーを塗りました。
境界を不自然にならないようにぼかします。
あと使いやすいのがマロン(茶色)です。錆色にちょうど。
溶接跡をつけて下地を残しましたが、ちょっとパンチが足りない素の状態。
マロンを塗ります。
ぼかしながら拭き取ります。陰影が強くなりました。
同じようなことを迷彩の境界線でもやりました。
便利な色は031ライラック(ガンプラの紫墨入れにいい色です)、058セラドン、105マロン、111ソルベント(ぼかしペン)、113グレーです。画材店には置いてあると思います。
ただしこのペンは注意点があります。
ペンスタンドなどに立てて保管ができません。「横にして保管してください」と書いてありますのでご注意を。縦に放置したままで一本色が出なくなりました。
完成です
屋外で撮りました。実物と違って歪んで写るとお悩みの方は、コンデジの場合は望遠マクロで撮ると歪みがなく撮れると思います。一眼なら望遠側か、マクロレンズがおすすめです(50-60mmくらい)。イベント撮りでも50-70mmくらいがいいと思います。100だと凄い離れないといけない。
これは60mmのマクロレンズで撮りました。
突然完成しているヘルメットはマホガニー→アルティメットホワイト→オレンジ色(詳細不明)で塗りました。マスキングしてラインを入れています。
皮の色はマホガニーにニュートラルグレー2を足して、つや消し剤をいっぱい入れるとこんな風合いになります。
台座。パステルエアブラシでスモークっぽくフィルターが掛かったような感じ、のつもり。
目はタミヤエナメルのカーキとデザートイエローの色で塗っています。参考にしたのはこの人。ミリタリーフィギュアを塗るときは現実の人の写真があると色が掴みやすいです。
目は難しいですね・・。セオリー通りですが乾燥させた後にエナメルクリアを目と唇に塗っています。
排気カバーのところはススと錆色をエアブラシで吹きつけています。
足のパイプ。ここは0.6mmがちょうどいいですね。1mmは太い感じでした。
逆光は勝利
逆光は勝利というのはポートレートの時の話なんですが、露出プラス0.7補正で撮ってみました。
写真を載せすぎたので7回に延びてしまいましたが、作るのが面白かったです。次はバイクとメルジーネの迷彩です。