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MAMORU[ホワイトVer.]完成編

製品発売前のテストショットを使ったMAMORU(以下マモル)の作成例です。記事で紹介するキットはテストショット版なので、パーツの隙間が多く開いてる部分がありますが、製品版では嵌め合い具合が向上するようです。製品の販売が楽しみです。

今回の記事では、以下のポイントに沿って紹介します。

・赤色灯風に点滅電飾。スイッチのオンオフは磁気スイッチを使う
・成型色のままクリア塗装をして光沢感を出す
・細部塗装は黄緑色の塩ビシールを切り出して貼る

※デカールは自作のものです。


まずは組み立てた写真を紹介します。

ホワイトVer.のほかにブラックVer.もあり、外装色に合わせて内部フレームの色も変えてあります。
中にみっちりフレームが入っているので見た目以上に重量感があります。
左からタモツ、マモル、ノセル。マモルはとても大きいですね。

赤色灯風に塗装して点滅電飾加工

両腕にあるクリアパーツを赤色灯っぽく光らせます。クリアパーツの透明度が高いので、そのままだとパーツ全体が光っている感じが出ませんが、クリアレッドに塗装するか、つや消し気味にするともっと光が拡散できそうです。

使用したのは以下の商品です。

磁気スイッチ基板(1個入)[HS1] 2023年12月中旬発売予定

ボタン電池CR2032用ボックス(1個入)[BTB2032] 2023年12月中旬発売予定

配線済超小型LEDランプ レッド(2個入)[LEDS-RED] x 2

4分岐ボード 旧型赤色灯用点滅(BTBUSB用)[EXB4-PQ]

埋め込む場所がないので下ボディーを一部くり抜きました

画像では下側がマモルの前側です。小さな緑色の基板が磁気スイッチです。

クリアパーツを赤く塗装しました。磁気スイッチ基板は胸に埋め込んであるので、磁石を近付けるとオンオフが切り替えられます。スイッチを表面に露出させたくない場面で役立ちます。

中の配線の説明です。ちなみに、[EXB4系]とLEDランプ4灯で点灯させた場合、約15時間の連続点灯が可能(室温27℃)です。

N極を近付けるとオン。S極ではオフに切り替わります。基板が裏返しの場合は、反応する極は逆になります。※手持ちの磁石の極性が不明な場合は、動作で判明してください

成型色にクリア塗装をして光沢感を出し

変形させて動かして遊びたいのでクリアと一部分だけ塗装しました。元のパーツの光沢がとても良いので、軽くクリアを吹くだけで光沢感が増します。クリアを吹くのは、水転写式デカールが剥がれないように保護する目的もあります。

※デカールは自作のもので、弊社製品に今後取り入れられます。


細部塗装は黄緑色の塩ビシールを切り出して貼りました

塩ビシート(いわゆるカッティングシート)の切り出しは、ブラザーのカッティングプロッターSDX85を使いました。無線LANで接続すればPCから離れたところに置いてカット作業ができるところが気に入っています。

弱粘着シートと、黄緑色の塩ビシートを買ってきて下の形にカットしました。

画像では大きく見えますが、0.6mm幅(一番下)のカットがありますので、実際はかなり細かいものです。

細かいものを切り出すときは、カットデータにひと手間が重要です。一筆書きの形でカットしようとすると、刃の負荷で切り出されたものがねじれてしまいますので、辺ごとにカットデータを分割する作業が必要です。硬い素材や粘りがある素材をカットしたいときにもこの方法が有効です。

完成写真

使用キット

コトブキヤ マルットイズ プラモデルシリーズ
MAMORU

©MARUTTOYS