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陸上自衛隊07式-III型戦車 プロトタイプなっちん(1/35 コトブキヤ版)工作編1

今度は「プロトタイプなっちん」だ!

以前作ったトゲトゲ版のなっちんのバリエーション機「プロトタイプなっちん」が2022年7月に発売されました。大きく違うのは肩と、頭の後ろにアンテナっぽい部品が追加されていることです。現実のメカがあって、その縮尺模型というわけではないので、1/35と言ってもサイズ感がつかみにくいところですが、組み立て後はソフトボール球くらいの大きさになります。たいへん組み立てやすく、いじりやすいボリューム感で、マイオリジナルを作るのに最適な素材です。

今回も元のキットを生かした改造にとどめ、

  • アンテナはRDアンテナに交換
  • 腰の銃口パーツはEZガンマズル
  • 肩パーツはスジ彫りでパネルライン化
  • 4つ目の部品を作成
  • 新・蓄光素材「グリーン」「ブルー」のデモンストレーション(2023年2月発売予定)
  • ブレード型アンテナを追加(光造形3Dプリンター)

などのカスタムをしましたので順番に紹介していきます。

アンテナをシャープでゴツいRDアンテナ2に交換!

キットのアンテナは、平成中期以降の自動車にも見られる周囲をゴムで覆った、高感度のアンテナに似た形状です。もっとゴツいアンテナにしたいので、RDアンテナ 2Sに交換しました。

接続面で切り飛ばしたら、基部を平坦にします。
1.0mmの穴を真ん中に開けます。ポンチで印を打ってからドリルで開けるとずれずに穴を開けられます。

RDアンテナはいくつかの部品を組み合わせて組み立てるパーツで、塗り分けもしやすいです。基部、シャフト、本体、キャップ部からできています。
キットのアンテナに比べて少し長くなりすぎるので間の軸棒で長さを調節しています。かならず金属用ニッパー(鉄線1.0mm〜程度のスペック)でカットしてください。
メタルプライマーなどを塗装してから模型用ラッカー塗料で塗装しています。写真は仮組みの状態。本体の塗装が終わってから再度固定しますが、アンテナが傾いて固定されると格好が悪いので、穴の角度には注意が必要です。

腰の銃口パーツは二重化で塗り分け

2022年11月に直径2.5mmと3.0mm、それぞれ長短のレギュラーとショートの4商品が追加されて、サイズは1.0mmから3.0mmと大きめのサイズも選べるようになりました。

二重化は、できる組み合わせが限られていますので別記事を参考にしてください。

レギュラーの3.0を外側に、ショートの2.0を内側に固定して二重化しています。インナーは塗装が厚すぎるとはまらなくなることもあるので調整が必要です。今回は内側のインナーだけガンメタルに塗装しました。

キットに元からある3.0mmの汎用穴に差し込むだけ。仮組みをして、本体塗装後に改めて裏側から接着固定します。
二重化にすると、中の色だけ別の色に変えるなどがしやすくなります。

内側だけガンメタルに塗装。本体を塗装後に取り付けました。ハイグレード模型用セメダインで固定します。

次は工作編2。ハエトリグモ型の四つ目のパーツや、蓄光素材について紹介します。

使用キット

陸上自衛隊07式-III型戦車 プロトタイプなっちん


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